うーむ、あまり感想流れませんね・・・
確かにクソ高いカメラですが、2004年のデジの到達的だと思うので、ぜひ売
れて欲しいところです。(車あきらめて買ってます>私)
本能の赴くままに撮れるようになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、
週末触った感想を書いてみます。
- シャッターフィール
1D2 で感じていてた、始動時の「ゴリッ」という感じがなくなりました。
他の点は1D2とたぶん同じです。音は相変わらず立派で、そばに人がいる
ときにはシャッターを押すのがはばかられます。(この点は10Dはたいへん
上品でよかった) キレはもちろん文句なし。
またノーマルシャッターボタンと縦位置シャッターボタンの深さはかなり
違い、縦位置の方が浅くなっています。グリップ形状も違うのでこれはこ
れでいいのかな、と思っていますが、僕の個体ではノーマルの方がやや深
すぎです。
- ISO・ノイズ
1D2 からですが、ISO の 1/3 ステップ設定は非常に便利ですね。
ノイズ感は 1D2/20D よりさらに低いと思います。その上画素数がずっと多
いので、ノイズを画素数で押え込んでしまう撮影法をとることもできます。
2L までなら ISO1000 でもかなり滑らかに見えると思います。(あまりに贅
沢な画素の使い方ですが)
- 露出
評価測光のアルゴリズムが10Dとはかなり違うという印象です。
特に光源をフレームにいれたときに、10Dは光源回りをすぱっと諦めますが、
1Ds2 は可能な限り白トビを避けようとします。たとえば太陽がちょっとさし
ているとやたらアンダーになることがあります。光源がなくても輝度が高い
被写体では同様で、ヒストグラムを見るとしばしばアンダーに感じることが
ありました。RAW 撮影ならばこれでも正しいと思いますが、JPEG 撮影なら
素直にプラス補正して飛ばしてしまうか、トーンカーブ設定で詰めておく必
要があると思います。
- ダイナミックレンジ
ダイナミックレンジは非常に太いです。デジタルカメラマガジン誌の測定で
は、1Ds/1D2 との比較で約+2/3EVとなっていますが、本当になかなか白トビ
しません。情報量が多く、色再現・階調表現が非常に向上していると感じま
した。ただしぎりぎりの部分では、画像処理エンジンが無理に伸ばしている
節があるので、ダイナミックレンジに頼って 安易にJPEG 撮影してしまうと
細部の明部は潰れます。シャープネス設定とも絡むので一概には言えません
が、失敗すると細部が D70 のようになります。
- 付属品
1D系全般ですが、カプラは別売りで十分と思いました。電池で1200枚いける
のですから、スタジオ使用でもそんなに不要ないのではないのでしょうか?
それより標準添付としてはハンドストラップの方が欲しいです。
また充電機の点滅表示は中堅機の方が分かりやすいと思いました。
(完了時に点滅のみ。中堅機では割合に応じて点滅回数が変化)
1Ds2で一番考えさせられたのはファインダーです。画面も大きいですし、キレも
素晴らしく、50mmF1.4 開放でも一応合わせたいところに合わせることができます。
35mm AF 機としては素晴らしいという他ありません。
しかしそれは35mm版としての絵を撮ろうと考えた場合の話で、中版的な絵を撮ろ
うとして、全体の絵の構成をあれこれと眺め回すにはこれでもやはり小さすぎる
のではないかと思いました。今の状況は中版フィルムカメラで、35mmサイズの
ファインダーを覗いて撮ることと似たような状況なのではないかと思います。
思うにデジでは APS-C を 35mm 的に使いますし、フルサイズを中版的に使います。
EOS でも APS-C 機もフルサイズ機もそれぞれに細部を確認するためにファイン
ダー倍率の大幅アップが必要のような気がします。
1Ds2 を全体的に考えると、露出やダイナミックレンジの性格を考えても、RAW
で情報量の多いデータを持ったまま、後処理で細部まで生かす撮影法がもっとも
長所が出ると思います。性格としては、やはり中版代わりの RAW カメラです。
この場合だと 1G CF がフィルム一本相当で、カメラ本体も重い、撮影時も三脚
が欲しい、データコピーも時間かかり、後処理も重い、という感じで、フィルム
中版よりは楽でしょうが、ちょっとした気合いが必要になる感じです。
反対に単なる超低ノイズ35mm機として考えた場合は、夜間スナップで気楽に使え
るという面もあります。(「重すぎ」「20Dでいいのでは」というツッコミはナシ)
ひとまず、そんなところで。
長文失礼。