EOS-1D Mark IIのレンタルに先立ってアドバイスを頂いた皆さん、ありがとうございました。
無事、レンタルの-1D IIでの撮影が終了しました。DAIGAさんのご心配通り-1D IIの操作に慣れる時間が足りず細かいミスが多少ありましたが、大事には至らず全体的には非常に快適に撮影出来ました。
特にほとんど周辺部分のAFポイントしか使わなかったのですが、途中で本当にAFが動作しているのか?という不安が一瞬頭をよぎった程(^^;)、迷うという事が全くなく、10Dの周辺AFポイントとの余りに大きな実力差に流石にプロ用機材と感心しました。
勿論、歩留まりも10Dより大幅に向上してレンタルしただけの価値がありました。
そして、45点測距は実際に体験するまでは「そこまで多いと使いにくいのでは?」と思っていて、11点か9点のモードで使った方が良いかもしれないと考えていましたが、折角なので最初は45点で使って、使いにくかったら変更しようと思ったら、これが意外と使いやすくて感動でした。
とにかく、AFポイント同士の間に隙間がほぼないので、フレーミングの自由度が高くて素晴らしいですね。もっとワイドだともっと嬉しいというか、可能ならファインダー全面をAFポイントで埋め尽くして欲しいです(^^;)。それが無理でも、せめて後一回り広くならないかなあ・・(このAFユニットを1.6倍モデルに載せたら・・)
AFポイント選択も2つのダイアルに縦移動と横移動を振り分けるというのは理にかなっていて分かりやすいし、何よりEOSのコマンドダイアルの抜群の操作性の高さが生きてきます。ここまでAFポイントが多いと、視線入力以外ではこの方法がベストでしょう。アナログパッドなら試してみたいですが、少なくともデジタルな十字キーでの操作は地獄でしょうね。
書き込み処理に待たされる事も皆無で、AFの安定感、自由度の高さと相まってストレスフリーの快適な撮影を存分に堪能しました。価格差だけの価値は充分あるというのが率直な感想です。特に45点AFは体験してみないと分からない魅力ですね。もはや11点程度しかAFポイントのない他社フラッグシップモデルは1ランク下の機種という目でしか見れないです(^^;)。
しかし、操作性には疑問もあります。デジタル部のメニュー操作の操作性は想像以上に悪く、今からでも是非変更して欲しい位ですが、今となっては変更は無理でしょうから初代-1Dの時に何故D30に合わせてくれなかったのかと改めて残念に思います。
でも、メニュー操作は撮影時にはそれほどする事はないので、それ程大きな問題にはなりませんが、撮影時の操作性では独立したISOボタンがないのも気になりました。
10Dであれば、ファインダーを覗きながらISO感度を変更する事が可能ですが、-1D IIでは不可能ではないにしても実質的には無理でしょう。元々シャッター音の為ライブ撮影には使えないと思っていましたが、僕のスタイルでは撮影中頻繁にISO感度を変更するライブ撮影では、このISO感度変更の操作性の悪さは致命的です。
10Dは操作性は何とか及第点でも、ファインダー内に現在のISO感度表示がないのが不満でしたし、キヤノンが撮影時のISO感度変更の操作性を重視していないのは確かでしょう。
デジタルの利点のひとつが、1カット毎にISO感度が変更可能な事でもあると思うので、キヤノンにはその点も考慮して欲しいと思います。
でも、-1D系の操作性が銀塩-1系の操作性を継承する事にこだわっている以上、この様なデジタルならではの操作性に期待するのは無理なのかもしれません。
-1D IIを使ってみて、操作性はEOS D二桁シリーズで(焦点距離も1.6倍で)、カメラとしての性能は-1D系並というモデルが出て欲しいという思いを強くしましたが、それをキヤノンに期待するのも多分無理でしょうね・・
EOS-1D Mark IIの素晴らしさに感動しながら、自分が理想とするカメラは絶対キヤノンからは発売されないんだろうという事も思い知らされる結果となりました。
でも、僕でもライブ撮影以外に使うなら、ほとんど問題ないと思いますし、普通の方からは出て来ない不満でしょうから、改善が期待出来ないのも仕方ないでしょうね。
レンタルショップが近くて1日レンタルで済むからでもありますが、思ったより安くレンタル出来る事も分かったので、今後もライブ撮影以外の撮影で必要があればレンタルを利用しようと思います。
しかし、あの快適さに慣れちゃうとメインのライブ撮影での不満が一層つのりそうなのが辛い所です・・(^^;)