さて、5Dの話題で盛り上がっているところに水を差すような発言なんですが、DIGICIIと
いうASICチップはどのような処理をしているのだろう?という疑問です。
まず無印1Dの標準ISO感度は200で拡張設定で100にするとダイナミックレンジが落ちるとの
キャノン側の説明がありました。無印1DsはISO100を超えるや否や盛大にノイズが出たもの
です。
MKIIになって大幅に画素ピッチが狭くなり標準ISO感度は100となりました。しかし高ISO感
度でノイズが増えるどころか無印1Dより目立たなくなりました。
ところが画が甘い、解像感がない、塗り絵のようだ、と散々叩かれたのは記憶に新しいと
ころです。
しかし最近はDIGICIIの画がユーザの目がなれてきたせいかあまりそういう文句は出なく
なりました。
標準ISO感度から感度アップするということはCMOSから吐き出される電気信号を増幅するこ
とですから当然ノイズも増幅されてしまいます。増幅されたノイズを目立たなくするのが
DIGICIIチップの働きです。
私は仕事柄、色々なメーカーの画像圧縮や画像処理技術を目にする機会がありますが、
例えばMPEG2なら盛大なブロックノイズが出るようなビットレートできれいに見えるとい
う装置を見ました。確かにブロックノイズはないのですがよく見るとディティールが失わ
れているのです。でも素人目にはきれいに見え、プロでないと気づかないかもしれないと
思いました。
無印1DのCCDよりMKIIのCMOSのほうが感度そのものは落ちていると想像します。しかしそ
れをうまくディティールを失う量を最小限にしてノイズを目立たなくDIGICIIは処理して
いるのではないか?
MKIIの高感度設定で盛大にノイズが出るシーンとそうでないシーンがあります。その辺
はDIGICIIの特性なのか?
ニコンD2Xは高感度で盛大にノイズが出ますが、DIGICIIのようなうまく誤魔化す技術が
ニコンにはまだないので素の信号を出しているのではないか?と想像します。
恐らくDIGICIIの技術はキャノンの社内でもトップシークレットでしょう。
以上はあくまで私の想像論ですので突っ込みは結構ですがレスポンスはしません。