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[No.47416] ピント調整とは? 投稿者:BirdWatcher  投稿日:2007/07/03(Tue) 20:12

ピント調整とは?
ピント調整についての書き込みがいろいろな所にいっぱいあります。
しかし、費用とか結果についてばかりで、ピント調整の定義については何も分かりません。
AFは、レンズAFセンサー間、フィードバック制御で動作し、フォーカス点に自動的に収束する仕組みと思っています。
前ピン、後ピン等はどうして起こるのでしょうか?。
ピント調整とは、どこをどう調整するのでしょうか?。
なぜ、カメラとレンズ両方が必要なのでしょうか?。
教えてください。


[No.47419] Re: ピント調整とは? 投稿者:ΟοΟ  投稿日:2007/07/03(Tue) 23:11

≫ BirdWatcher さん

> しかし、費用とか結果についてばかりで、ピント調整の定義については何も分かりません。

特に何らかの仕様として定義されているものではないのではないでしょうか。
単純にAFが決定するフォーカス位置がジャスピンからズレているので、それを再調整
するものと考える方がよいかもしれません。

> 前ピン、後ピン等はどうして起こるのでしょうか?。

一眼レフの場合は位相差検出方式を採用しています。
御存知のようにレンズから出た光束は撮像素子とAFセンサーで別の経路を辿りますので、
その光路長がズレていると、前ピンや後ピンが発生します。

> ピント調整とは、どこをどう調整するのでしょうか?。

ボディ側調整の場合、上述の光路長を一致させるよう調整されます。
銀塩の場合、フィルム圧板が調整されるケースが多かったのですが、デジタルではソフト
的に補正されると聞いています。

レンズ側調整の場合、レンズ内のROM情報であるピント位置補正係数及びその二次係数
が書き換えられたり、レンズ位置検出環の再調整が行われたりします。

> なぜ、カメラとレンズ両方が必要なのでしょうか?。

必ずしも両方必要という訳ではありません。
どちらがズレているかユーザレベルで判断が難しかったり、両方ズレている可能性がある
ので、両方キヤノンへ送るケースがあるようです。


[No.47420] Re: ピント調整とは? 投稿者:Fkoew  投稿日:2007/07/03(Tue) 23:40

≫ BirdWatcher さん

> AFは、レンズAFセンサー間、フィードバック制御で動作し、フォーカス点に自動的に収束する仕組みと思っています。
> 前ピン、後ピン等はどうして起こるのでしょうか?。

その通り、きちんと収束させるのがニコン。
収束する前に被写界深度に入ったところで完全に一致する前に収束をやめるのがキヤノン

> ピント調整とは、どこをどう調整するのでしょうか?。

ボディ側の光路長さを物理的に調整(部品の設置位置の調整等)

> なぜ、カメラとレンズ両方が必要なのでしょうか?。

上に書いたとおり、ニコンでは収束するまで合わせ続けるので、
AFが合わなければレンズのせいではなくボディのせい。
(レンズの製造誤差で収差が大きく出すぎている場合は別、というかレンズの修理)

一方、キヤノンでは、完全に一致する前にAFを止めてしまうのでもともと完全には合わずに、前ピンや後ピンのくせというか個体差がある。
さらに、レンズはUSMなので、停止させてもすぐに止まらず、ずれが生じる。
停止信号から停止するまでの空走距離のパラメーターあたりを修正するらしい。
ともかく、レンズにも前ピンや後ピンのくせ(個体差)がある。
ボディのくせとレンズのくせが相殺する場合と加算される場合があり、
組み合わせによってAFが合ったり合わなかったりする。

ニコンでもAF-Sの空走はあるかもしれないが、最後に完全一致するまで追い込むので、
空走距離もゼロに収束した時点でストップがかかるのでAFはずれない。

その他、色によってピント位置が異なるのはAFセンサーのレンズに色収差があるせいか。
ただ、それならニコンだって同じだと思うが、ニコンはなぜ合うのだろうか。

以上、基本的に全て推定


[No.47422] Re: ピント調整とは? 投稿者:  投稿日:2007/07/04(Wed) 01:11

≫ Fkoew さん


> 以上、基本的に全て推定

勝手な思い込みで長文を書かないでください
迷惑です


[No.47425] Re: ピント調整とは? 投稿者:観客  投稿日:2007/07/04(Wed) 09:00

≫ が さん

>
> > 以上、基本的に全て推定
>
> 勝手な思い込みで長文を書かないでください
> 迷惑です

なぜ迷惑なんだろう。
別にいいじゃないか。
「迷惑」という発言はキヤノン工作員だからか?


[No.47444] Re: ピント調整とは? 投稿者:Fkoew  投稿日:2007/07/05(Thu) 21:58

>
> > 以上、基本的に全て推定
>
> 勝手な思い込みで長文を書かないでください
> 迷惑です

ありがとうございます。
というのは、内容には全く反論せず、最後の一行だけに難癖を付けるというのは、
「私の書いた事が正しくて反論できない」ということを意味しているからです。
貴重な情報をいただき、ありがとうございました。


[No.47447] Re: ピント調整とは? 投稿者:それは  投稿日:2007/07/06(Fri) 01:52

≫ Fkoew さん

> 「私の書いた事が正しくて反論できない」ということを意味しているからです。

この話は昔からよく言われていますから。
いったまま戻ってこないCanonと、いったり戻ったりしてピントを合わせるNikonという話は。
Canonの場合、AFがスパッと一気にあいにいきますが。
Nikonの場合、クククククっと結構段階的な動きをする感触がします。

Canonの場合、位相差のずれ幅から一気に最終的なピント位置を予測して、その予測位置へ一気に動く、Nikonの場合段階的に位相差のずれを測りながらあわせていく感じでしょうか。

ただ、きちんと調整がとれていれば、Canonの方がズバッとピントが来る感じはしますが。


[No.47449] Re: ピント調整とは? 投稿者:   投稿日:2007/07/06(Fri) 06:37

≫ それは さん


> この話は昔からよく言われていますから。
> いったまま戻ってこないCanonと、いったり戻ったりしてピントを合わせるNikonという話は。
> Canonの場合、AFがスパッと一気にあいにいきますが。
> Nikonの場合、クククククっと結構段階的な動きをする感触がします。

昔から言われているのは、昔はAF-Sレンズが無かったからではないでしょうか。
ボディ駆動の28mmF2.8では低照度時、まさしく段階的な動作をする感触がしますが、AF-Sではその様な感触はあまりしません。
駆動方式の違いによる感覚的な物が大きいような気がします。少なくとも自分はそう思います。
キヤノンでも、DCマイクロモーター駆動の50mF1.8が同じような感触です。


[No.47458] Re: ピント調整とは? 投稿者:それは  投稿日:2007/07/07(Sat) 01:01

≫ カトキチ さん

> 昔から言われているのは、昔はAF-Sレンズが無かったからではないでしょうか。

かもしれません。ただ、

> ボディ駆動の28mmF2.8では低照度時、まさしく段階的な動作をする感触がしますが、AF-Sではその様な感触はあまりしません。

大口径SWM(≒USM)を搭載したAF-Sでもクカカカカという感じで結構段階的な動きを見せます。
最近の低価格SWMは遅い代わりに振動は大分スムーズになったと思いますが。


[No.47460] Re: ピント調整とは? 投稿者:KR  投稿日:2007/07/07(Sat) 10:58


> というのは、内容には全く反論せず、最後の一行だけに難癖を付けるというのは、
> 「私の書いた事が正しくて反論できない」ということを意味しているからです。
> 貴重な情報をいただき、ありがとうございました。

世の中には正しいから反論できない場合と
一から十まで間違っているので反論のしようがない場合の
二通りあることは知っておいた方がいいかもしれません

私はFkoewさんの珍説奇説が大好きです。
毎回爆笑させていただいています。もっとカキコお願いいたします


[No.47423] 関係の有りそうな項目を列記してみました 投稿者:香織淳士  投稿日:2007/07/04(Wed) 03:27
URL:http://www.geocities.jp/kaori_atusi/

> 前ピン、後ピン等はどうして起こるのでしょうか?。

 カメラの認識出来るピント位置と、実際の撮影結果(人間の眼に依る判断)で、
ピント位置がズレているからです。
んなの当たり前だろうと言われそうですが、以下の説明をする為の、
定義の確認ということで(^-^;)>゛゛゛。
 また説明をし易くする為に、
BirdWatcherさんの質問の順番も変えさせて頂いておりますm(_ _)m。

> なぜ、カメラとレンズ両方が必要なのでしょうか?。

 ピントのズレには、
どんなレンズを使っても同じ方向に同じ様な傾向でズレるものと、
レンズ毎に変わるけれどもレンズ単位では固有のズレ方の二つがあります。
 考えてみれば判ると思うんですが、前者はボディー由来のピントズレで、
後者はレンズ由来のピントズレです。
もう一度考えてみると判ると思いますが、ボディー・レンズ共にピント誤差があったとしても、
互いに相殺したり強調しあう組み合わせもあります。
これが所謂、『ボディーとレンズの相性』と呼ばれているものの正体でしょうね(^-^)。
 で、ボディー由来のピントのズレとレンズ由来のピントのズレは、
それぞれのパラメータを使って調整するしかありません。
故にEFマウントシステムでは両方にパラメータを持たせています。

 尚、とても重要なことですが、
ピントの『ズレ』と『精度』は厳密に分けて考える必要があります。
この掲示板でこの何年かピントの『ズレ』と言われているのは、
ピントの中心位置が求められているピント位置から外れていること、
またその量の大きさです。
『精度』と言うのは、撮られた写真のピント位置の『バラツキの大きさ』です。
昔はこの両方の概念が混同されていました(^-^;)>。
 ピント位置のズレよりも、ピント精度の酷さの方が大きい場合もあり得ますし、
ピント位置のズレよりもピント精度の高さの方が高い場合もあります。
私は実験しておりませんが、皆さんが行ってくださった実験の結果からすると、
EFマウントのシステムでは、
『精度は高く、ズレは大きい』という傾向があるようです(苦笑)。
 この両者を区別して議論が進められるようになってから、
議論の進展がとてもスムーズ且つ実のあるものになりました。
故にこそこの両者をきちんと区別して理解を進めることは、とても大切なのです。

> ピント調整とは、どこをどう調整するのでしょうか?。

 レンズ・ボディーどちらも、物理的な調整はほとんど行われていない筈です。
なぜかというと、EFマウントにはボディー側にもレンズ側にもパラメータが設定されていて、
そのパラメータを修正するだけでピントの調整が行えるからです
(ひょっとするとEOS−1系では、物理的な調整も行われている可能性もあります)。
但しこの方式が、光源の波長の違いによるピントズレの原因になっているとも言われています。
 尚、キャノンでは通常ピントの調整は白熱灯光源下で行っているということです。
このことが、晴天下や蛍光灯下の撮影時に、
ピント位置がズレる原因になっていると言われています。
但し色温度の違いに依ってピントズレが発生する場合、
晴天・蛍光灯下でピントが合うように調整して貰った場合には、
考えると判りますが必ず白熱灯下の撮影ではピント位置が反対側にズレてしまいます。
問題を解決する為には、色温度によるピント位置のずれが発生しないように、
メーカーに対策をお願いするしか無いようですね──(-_-:)。

 ここから、幾つかの視点に分けて各論で書いていきます。

1)ボディーの調整
 EOS−1系のボディーは、AF素子の組み付けの際に物理的に、
それなりの調整を行っていると思われます。
しかし30Dクラス以下の普及用ボディーでは、
AF素子は調整無しの所謂ポン付けされていると言われています
(5Dはどっちのグループなんだろ?多分EOS−1系同様と思われるけど)。
要するにAF素子が実際のピント位置に対して、
物理的にはキャリブレート(ゼロ位調整)されていないということです。
 この誤差を調整する為に、スプリットイメージと同様の方法で得られたピント位置を、
観測された結果からシフトさせます。
このシフト量を決定するのが、ボディー側のピント補正パラメータと言う訳です。
 ニコン機のユーザーさんがニコン機を使って検証した結果から推論すると、
このピント補正パラメータがゼロの時には、
レンズ側のピントズレの影響を受け難いと言うことのようです。
恐らくまた、光源の色温度に依る影響も少なくなると思われます。

2)レンズ側の調整
 ほとんど全てのレンズは、球面収差と言われるものを持っています。
この収差を持っていると、レンズの絞りの量でピント位置がズレていってしまいます。
故に、カメラの持っているセンサーのF値、
例えばF2.8やF5.6まで絞った時はAFの誤差は論理的には少なくなりますが
(実際にそうなのかどうかを検証した例というのを、私は知りませんが(^-^;)>゛゛)、
それ以外の絞りでは元々原理的にピントはズレると考えていいかもしれません。
 と言っても、ピントを絞る度にピント位置が変わる様ではAFなんて無理!
ということになってしまいますので、一眼レフ用レンズ、特にAF一眼レフ用レンズでは、
球面収差の量を極力抑える設計がなされています。
しかしそれでもカバーしきれないピントのズレの量を補正する為に、
レンズの持っているパラメータというものが存在する訳です。

3)解像度によるピント位置のズレ
 また、球面収差と関係があるのかないのか、
解像度毎にピント位置が違うという場合もあります。
 考えてみれば判ると思いますが、カメラとしては、
ボディー側の持っているAFセンサーのピッチと同じ解像度でのピント位置しか測定出来ません。
しかし実際の被写体の細密度は様々であって、
AFセンサーのピッチと違う解像度のディティールが人間によって、
ピント判定に使われたりします。
 一般に人間の眼は一番ディティールの細かいところでピントを見ますから、
AFセンサーのピッチより細かい被写体のピント位置が違う場合、
これもピント位置のズレとして認識されるでしょう。
ただまあ、このことを中心にピントが論じられる機会は、少ないようですね(大汗)。
 あと、30DではF5.6用のAFセンサーをずらして配置して、
高解像度領域のピント合わせにも対応している筈なんですが、
その割にはレンズ毎のピント位置のズレが大きいと問題になっているようです。
となると、他の要因の方が大きいということなのかな(^-^;)>゛゛゛゛゛。

4)光源の色温度や、被写体の色によるピント位置のズレ
 大抵のレンズは、色収差というものを持っています。
ドイツ製のレンズはこれがほとんど完璧に補正されているものが多いですが、
少なくともキャノンのレンズは残念ながら、
色収差の補正は大したことがありません(大汗)。
でもまあ、ニコンのレンズを見ていても、この傾向は似たようなもんなようですね
(17−55F2.8Gは高級レンズの割には色収差がきつい)。
 色収差があると、撮影された被写体の像高(光的中心からの距離の大きさ)が変わるだけでなく、
ピント位置もズレている場合が多いと考えられます。
 AFセンサーは現状モノクロで色を認識しません。
その状態でコントラストの一番高い点を使って測距していますので、
被写体の色に依ってピント位置が変わる場合、
人間の思うピント位置と一致しない可能性があります。
 被写体の色や光源の色温度によってピント位置がズレる原因は、
これなのではないかという考え方があります。
またAF測距系にも色収差があり得ますので、
AF測距系内の色収差がこの原因なのではないかという考え方もあります。

 以上、ピント位置のズレに関する基本的な事柄を列挙してみましたが、
ご理解頂けましたでしょうか?
 ただ、ピントズレの問題についてはメーカーからの具体的でキチンとした情報が少なく、
原因については基本的にユーザーの考察・推論の域を出ていないものが多いです。
なので私の書いてきた内容についても『一つの説』位に思って頂いて、
ご自身の頭の中で上記の説は本当に正しそうなのかどうか、
もう一度検証してみられることをお勧めします。
 球面収差の大きいレンズは絞りによるピント位置の移動も大きい筈なので、
そういう実験をしてみるのも面白いと思いますよ。
あと、収差状況はズームレンジ、ピント位置(距離)、絞り、
画面内の場所に依っても随時変わりますので、
そういったややこしいことも常に注意を払う必要がありますね(T_T)〜。
 ボディーとレンズのパラメータについては、
メーカーの出しているカタログとかに書いてあった内容なので、
ま、そんなに間違っていない筈だと思います(多分。笑)。


[No.47434] ありがとうございました。 投稿者:BirdWatcher  投稿日:2007/07/04(Wed) 15:22

ありがとうございました。
一眼レフでは、低メカ精度での高精度AFは、画素数が多くなるほど、小細工(オフセットシフト)での対応は難しくなってきそうですね。
メカ精度に依存しない高精度AFは、低消費電力ハイスピードスキャンCMOSと高速CPUによる、レンズCMOS間高速フィードバック制御に期待したいと思います。
高速AFが必要な時は一眼メカ、高精度AFが必要な時は撮像素子AFと1台で2機能を備えるのもいいかなと考えます。


[No.47443] Re: ありがとうございました。 投稿者:Fkoew  投稿日:2007/07/05(Thu) 21:55

≫ BirdWatcher さん

> 高速AFが必要な時は一眼メカ、高精度AFが必要な時は撮像素子AFと1台で2機能を備えるのもいいかなと考えます。

要は位相差検出方式(一眼レフ)とコントラスト検出方式(コンデジ)のことだと思われますが、
コントラスト検出方式だと微妙にピントは合いません。
というのは、コントラストが最大になる点と、ピントが合う点とは必ずしも一致しないからです。

MFに例えれば、マット面でピントを合わせるのがコントラスト最大方式、
スプリットイメージでピントを合わせるのが位相差検出方式です。
ファインダースクリーン自体の問題もあるけど、原理的にマット面で合わせたピンと位置と、
スプリットイメージで合わせたピント位置は異なります。

コントラスト検出方式を採用できないのには理由があるのです。


[No.47445] Re: ありがとうございました。 投稿者:ω  投稿日:2007/07/05(Thu) 23:02

≫ Fkoew さん

  
 


[No.47461] Re: ありがとうございました。 投稿者:KR  投稿日:2007/07/07(Sat) 11:06

KRです。Fkoewさんからレスつきませんね


> では、位相差検出方式だとピントが合う点と必ず一致するのか!?となれば、これまた違うんです。
> 位相差検出方式では特定光束を抽出して評価する仕組み上、全光束としてのピント位置は不定です。
> 従って、位相差検出方式ではAFの補正係数が必要となります。

ωさん、光学関係のお仕事ですか?
この三行には一眼レフのピント精度を議論する上では、絶対に必要な知識が
入っていると思うのですが、ここの板に来る方のほとんどには
理解してもらえないかもしれませんね
レンズとかカメラとか議論するときには、幾何光学の本の1冊くらい
読んでほしいものです


[No.47473] Re: ありがとうございました。 投稿者:ω  投稿日:2007/07/07(Sat) 16:33

≫ KR さん

> ωさん、光学関係のお仕事ですか?

撮影用レンズではありませんが、単波長レーザ用の小型レンズの設計をしています。
…とはいえ、この分野ではコンピュータによる自動設計が主ですので、パラメータを
弄る程度であまり知識は持ち合わせていません。

光学関係の書物は、初めての方を対象とする入門書か、極端な専門書かに二分して
しまい、なかなか入門からステップアップしにくいという事実もあるかもしれませんね。


[No.47478] Re: ありがとうございました。 投稿者:TWξ  投稿日:2007/07/07(Sat) 18:43

≫ KR さん

> > では、位相差検出方式だとピントが合う点と必ず一致するのか!?となれば、これまた違うんです。
> > 位相差検出方式では特定光束を抽出して評価する仕組み上、全光束としてのピント位置は不定です。
> > 従って、位相差検出方式ではAFの補正係数が必要となります。

切り出した光束によって、AFの補正が必要になるぐらいピント位置が異なるとすると、
使用した撮影レンズは、解像度がでていない大ボケレンズだと思います。

この話、本当なのでしょうか。
(50mmF1.2Lみたいにピント位置が変わるレンズがあるようなので全否定はしませんが)


[No.47487] 完璧なレンズはどこにもないかと 投稿者:香織淳士  投稿日:2007/07/07(Sat) 21:06
URL:http://www.geocities.jp/kaori_atusi/

≫ TWξ さん

> > > では、位相差検出方式だとピントが合う点と必ず一致するのか!?となれば、これまた違うんです。
> > > 位相差検出方式では特定光束を抽出して評価する仕組み上、全光束としてのピント位置は不定です。
> > > 従って、位相差検出方式ではAFの補正係数が必要となります。
>
> 切り出した光束によって、AFの補正が必要になるぐらいピント位置が異なるとすると、
> 使用した撮影レンズは、解像度がでていない大ボケレンズだと思います。
>
> この話、本当なのでしょうか。
> (50mmF1.2Lみたいにピント位置が変わるレンズがあるようなので全否定はしませんが)

 知る限りでは絞りによってズレが出ることは大いにあり得るのは事実ですが
(と言うか全く変動無しというレンズは事実上無いでしょうが)、
写真用ではその度合いが被写界深度内に納まるように設計されているのも事実です。
 ただ多くのレンズは許容錯乱円のサイズ(事実上被写界深度を決める基準)が、
銀塩時代の基準で作られていますので、一眼レフデジカメで撮った画像をモニタ上で見ると、
比較的容易にピント位置がズレているのが露顕すると思います。
別にEF50F1.2Lだけでなく、比較的最近の設計のテッサー(何用か忘れた)でも、
絞ると被写界深度の外にピントがズレるって奴があった筈です。

> 切り出した光束によって、AFの補正が必要になるぐらいピント位置が異なるとすると、
> 使用した撮影レンズは、解像度がでていない大ボケレンズだと思います。

 ところでEF135F2.8ソフトでソフトを設定すると、
カメラ内でのAF補正が必要になる程生の測距位置とピント位置がズレている筈です
(メーカーのカタログに、そのことが売りとして書いてありましたので)。
実用上は、そういうことが起こっていても問題ないように技術的な手当てがなされていますが、
そういうレンズも有りますよということで‥‥。
 まあ、ソフトフォーカス時のお話なんだから、
やっぱり大ボケレンズやんということも出来ますが(笑)。

 ところで、レンズというものには幾つかの収差が定義されており、
それらを微塵の隙も無く完璧に補正することは、未だ叶っていない筈です。
絞りの変化に伴うピント移動の原因となる球面収差一つ完璧なレンズは見たことがありませんし、
像面湾曲(画面内でピントの位置が異なる)に歪曲収差、
放射方向と同心方向で解像度やピント位置のズレる原因(だっけ?)の非点収差等、
厳密に見れば、アナスチグマット(完全補正)と言われている現代レンズでもボロボロです。
 近年のレンズは安いレンズでもそれらがある程度以上の水準になるよう纏められてはいますが、
逆に高いレンズでも昔より性能が良くなっているかと言えばそんなに変わらない気がします。
光学製品の性能は実は完璧でもなんでも無く、
ボロンボロンだということを前提として踏まえておかないと、
『技術的な限界』に対して必要以上に批判的になってしまうような気がしますね。
とくに写真用のレンズは『安く』『小さく』『軽く』という、
性能向上に対する大きな足枷がありますから。
 最近では、昔は作れなかった様な広いズームレンジのレンズが作られていますが、
『前製品よりも安く、より軽く』という要求とAF(ピント用エレメントの大きさと重さに対する制約)のために、
性能面の進歩はほとんど無いんではないかと思います。
これの性能を完璧に近づける為に重量三倍、値段五倍で商売は成り立つのかと考えると、
メーカーが完璧主義者になれないのも、多少は理解出来るかなー。
どうせそこまでやったところで、技術的な限界も、沢山残りますしね。


[No.47495] Re: ありがとうございました。 投稿者:ω  投稿日:2007/07/07(Sat) 23:22

≫ TWξ さん

> 切り出した光束によって、AFの補正が必要になるぐらいピント位置が異なるとすると、
> 使用した撮影レンズは、解像度がでていない大ボケレンズだと思います。

切り出した光束でピント位置が異なる場合、特定光束ではピントが合っているものの、
他の光束ではボケていることを表しています。

ピントの合っている光束がある以上、その光束が作る像はしっかり解像度が出ており、
その周りにボケた像、いわゆるハロを形成することになります。

ピントの芯はしっかり存在するものの、コントラストが低く、何となくフワッとした
柔らかい像を作る傾向があるのですが、大ボケレンズとはまたニュアンスが異なるもの
と思います。

キヤノンから発売されている「EF LENS WORK」という本には、レンズとボディの通信
内容の一部が掲載されています。その通信内容にAF補正係数とその二次係数がある
ことが触れられており、AF精度に寄与することが記述されています。


[No.47450] Re: ありがとうございました。 投稿者:BirdWatcher  投稿日:2007/07/06(Fri) 11:47

≫ Fkoew さん

要は位相差検出方式(一眼レフ)とコントラスト検出方式(コンデジ)のことだと思われますが、
コントラスト検出方式だと微妙にピントは合いません。

既存の方式に拘る必要は全く無いと思いますが?


[No.47455] Re: ありがとうございました。 投稿者:Fkoew  投稿日:2007/07/06(Fri) 21:13

≫ BirdWatcher さん

> 要は位相差検出方式(一眼レフ)とコントラスト検出方式(コンデジ)のことだと思われますが、
> コントラスト検出方式だと微妙にピントは合いません。
>
> 既存の方式に拘る必要は全く無いと思いますが?

そうだけど、ではあなたの構想は?
単に人の意見に突っ込むだけならサルでも出来る。


[No.47494] Re: ありがとうございました。 投稿者:BirdWatcher  投稿日:2007/07/07(Sat) 23:03

≫ Fkoew さん

> そうだけど、ではあなたの構想は?

こちらは単なるユーザーで技術者ではありませんので実現可能性は考慮外です。
ご要望にお答えしましてお粗末ながら妄想を以下に。

(1)撮像素子を改良
  撮像素子面の1部の画素領域を必要な分横取りして、AF支援領域として使います。
  横取りされた欠落画素は周囲の画素で補間します。
(2)面(Z)方向にも撮像素子をシフト
  一般に撮像素子シフト方式の手振れ補正は、撮像素子を上下左右(XY)にシフトして実行されますが、面(Z)方向にも拡張してAFも支援します。
  (あ)撮像素子をAFスキャンします。
  (い)撮像素子を(Z)方向にシフトしてAFスキャンします。
  (う)撮像素子を(-Z)方向((あ)の位置基準)にシフトしてAFスキャンし、撮像素子を(あ)の位置に戻します。
  (え)3つの情報を分析して前ピン、後ピンを判断し、レンズ合焦駆動量を計算します。
  (お)レンズ合焦駆動量=0なら合焦完了。0で無い場合はレンズ合焦駆動して(あ)へ。
(3)高速CPUとソフトウェアの改良
  CPUは日進月歩で、今日までは時間がかかりすぎて実用的でなかったソフトも、明日はOKかも?。
  先進的なアルゴリズムの出現も望まれます。
 
  


[No.47519] Re: ありがとうございました。 投稿者:BirdWatcher  投稿日:2007/07/09(Mon) 08:03

下記の(2)について一部変更します。

> (2)面(Z)方向にも撮像素子をシフト
>   一般に撮像素子シフト方式の手振れ補正は、撮像素子を上下左右(XY)にシフトして実行されますが、面(Z)方向にも拡張してAFも支援します。
>   (あ)撮像素子をAFスキャンします。
>   (い)撮像素子を(Z)方向にシフトしてAFスキャンします。
>   (う)撮像素子を(-Z)方向((あ)の位置基準)にシフトしてAFスキャンし、撮像素子を(あ)の位置に戻します。
>   (え)3つの情報を分析して前ピン、後ピンを判断し、レンズ合焦駆動量を計算します。
>   (お)レンズ合焦駆動量=0なら合焦完了。0で無い場合はレンズ合焦駆動して(あ)へ。

修正

(2)面(Z)方向にも撮像素子をシフト
  一般に撮像素子シフト方式の手振れ補正は、撮像素子を上下左右(XY)にシフトして実行されますが、面(Z)方向にも拡張してAFも支援します。

(あ)従来どおり、レンズ、AFセンサー間フィードバック制御でピントを合わせます。
   AFセンサー、撮像素子間のオフセットシフトは行いません。
(い)面(Z)方向撮像素子シフトメカ、撮像素子間AFフィードバック制御を行ってピントの微調整をします。
   このとき、レンズ機構は駆動しません。
   
   無限遠〜最近接までの広い範囲の合焦動作をしなければならないレンズ内のサーボモーターよりも、微細なステップで微調整が可能と思います。
   制御ループ外の動作が不要です。